Intercultural Family 🇪🇸🇯🇵🇺🇸 in Boston 2022

現在イギリスのHR会社でフルタイムママ。2021/2022 Greater Bostonの大学(教育関連)勤務。2017年5月〜アメリカCA州→東海岸MA州ボストン近郊在住。日米スペイン生活の中で感じた文化の違いを比較しながら書いています。日本人ママ×スペイン人パパ×ボストン生まれ&育ちの娘の3人家族。

シニアのみなさま、あなたは特別大切な存在です

DAY28(ボストン外出自粛生活)

 

アメリカで緊急事態宣言が出た後、生活必需品を売るお店以外は営業停止になりました。

3月中旬から、生活必需品を売っているスーパーマーケット、薬局、酒屋さんが、すぐ始めた感染防止策が、効果的で、思いやりに溢れているので一部ご紹介します。

それは 

シニア(60代以上の方)世代のための、特別な営業・時間です。

”シニア世代のためのスペシャルタイム”は、60代以上のシニアの方だけでなく、既往症がある方、健康に不安がある方(妊娠中など)が入店・買い物できる時間です。

政府に言われたわけではありません。お店が個々で考えた感染拡大防止策なので、対応方法はお店毎に異なります。

例を3パターン挙げます。

 

 《シニアのためのスペシャルタイム・方法》

 

【例1】朝9時開店のスーパーマーケット(例、スターマーケット)、今の非常事態だけ朝2時間早く開店し、朝7時~9時の間をシニアのためのスペシャルタイムを実施。

【例2】全米展開のスーパーマーケット(例、ターゲット)毎週水曜日、ドライブスルーを実施。インターネットで商品を予約・ネットで支払いすると、箱に積めておいてくれます。車で取りに行き、車でお店に着いたら箱だけお店に取りに行くか、電話して車のトランクまで運んでもらうか選べる。

【例3】夜8時閉店の地元の酒屋さん、閉店後夜8-9時にシニアスペシャルタイムを実施。

 

例1は、朝1番なので、在庫が完備されているため、シニアの方々が安心して、ゆったりと買い物ができます。例えば品薄になるトイレットペーパーなどの争奪戦に巻き込まれる必要もありません。

 

例2は、今や子どもがいる家族などの多くは、このようなドライブスルー買い物を利用しています。(アメリカでは、今、小中学生以下の子どもはお店に連れて行く親はいません。子どもはマスクを嫌がったり、他のお客さんとソーシャルディスタンス(約2メートル)をとれなかったり、どうしても商品やいろんな物を触ってしまうので、リスクになる場所には一切連れて行きません)

また、地方のファームマーケット(日本でいる地元農協みたいなお店)も電話での予約、箱や袋に商品を詰めておいてくれて、取りに行くだけの状態です。『新鮮食品詰め合わせBOX$55、数量限定』のような、福袋的なお買い得目玉商品として予約販売している小売店もありました。口コミだけですぐ売り切れていたので、効果抜群だと思います。

 

例3は、お酒も必需品としてカウントされていて開店してくれているだけでありがたいです(笑)閉店後の8-9時だと、高齢者は寝る時間かもしれませんが、個人営業でも営業時間を延長してくれたり、弱者に配慮してくれてありがとう。

 

コロナウィルスは60代以上の方、既往症がある方、健康に不安がある方(妊娠中など)が、重症化しやすいということは、早い段階から統計や研究結果で明らかになっており、世界的に常識となっています。

 

日本では、毎朝ドラッグストアにマスクなどを求めて、開店前の早くから長い列を作って並んでいる様子がテレビの映像やニュースで見聞きします。「ご年配の方は時間があるからできる」などという心無いコメントを見ると、すごく悲しくなります。

ご年配の方々は、若い人より感染リスクが高いから相当不安だと思います。体力も違います。長い列で長い時間並んでいると、さらに感染リスクは高まります。

 

家族にご年配の方がいるなら、「マスク作りすぎたから使ってね」と分けてあげるとか、「何か買い物に必要なものがあれば、買ってきてあげるor送ってあげるね」とか声をかけたり、話を聞いてあげるだけで、すぐに解消できる事や喜んでもらえることがあると思います。

 

スーパーやドラッグストアの店員さんは、在庫の補充や除菌、備蓄するお客さんの対応に、毎日大変お疲れかと思います。でも、工夫すれば、お客さんも自分も楽になることがあるかもしれません。

 

シニア世代・既往症のある方・妊婦さんなど健康に心配がある方々の命を守るためにどのようなことができるでしょうか?

政府や誰かの指示を待ったり頼ったりしないで、小さな勇気で、自分ができる小さなことを今すぐしませんか?

日本ではみんなと違うことをするのはすごく勇気がいるけれど、今は非常事態なのです。世界中みんな不安で迷っているけど、大切な人たちや自分、家族を守れるのは、私たちだけです。

 

Keep smile, and enjoy at home♪ 

 

日本や他の国でも、個人・お店単位でどのようなことやアイデアが実施されているか、どんな小さなことでも良いので、良い事例がございましたら、ぜひ教えてください♪♪

 

今日も、日本とアメリカの文化を比較して、一緒に考えてくれてありがとう。

 

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